日記 音高・音大受験関連

現役、高校音楽科の先生が教える『音楽科受験にまつわるQ&A』高校音楽科の受験と進路、入試を受けられるレベルについて

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

クラシック音楽を中心にコントラバス奏者として活動するほか、中学高校の吹奏楽部やオーケストラ部、大学サークルでコントラバスの講師を務めたり、さまざまなコンセプトを掲げて活動している各地のアマチュアオーケストラや吹奏楽団とタッグを組んで、指揮者というポジションから地域の音楽文化発展に力を入れています。

また、茨城県にある聖徳大学附属取手聖徳女子高校の音楽科でコントラバスの講師を務めています。

高校の音楽科ってどんなところ?に現役の先生が答えてみた

先日、コントラバスの講師を務めている取手聖徳女子高校にて音楽科レッスンシリーズが開催されました。レッスンシリーズは、中学校1年生~3年生の女子生徒で高校音楽科や音大への進学を考えていたり、 吹奏楽部などで演奏している楽器のレッスンを受けてみたい人を対象にした音楽科の先生のレッスンを体験できるイベントです。

今回もたくさんのレッスン希望者が学校を訪れてきてくれました。

夏以降も、年間を遠して開催しているイベントなので、ぜひ一度音楽科の体験しに来てください。

知りたい!高校音楽科についてのQ & A

さて、今日は音楽高校、音楽科の受験に対して過去に実際に生徒や保護者の方から受けた質問をまとめてみます。

このブログを読んでくれている人で、将来は音楽の道に進みたいと思っている人がいたら、参考にしていただけたら嬉しいです。

音楽科ってどんな人が行くところですか?

高校の音楽科は、将来は演奏家を目指したり音楽大学への進学を考えている人だけでなく、音楽が好き、高校では音楽をより深く学びたいという志を持った人も在学しています。

音楽が好き、高校では音楽をより専門的に学んでみたいという人が多いです。

音楽大学へ進学する割合は多いですか?

音楽大学への進学率は高い傾向にあります。

全員が音楽大学へ進学するわけではなく、高校で学んだ音楽を活かし、さまざまな分野の大学や専門学校へ進学する生徒もいるほか、先生も生徒一人ひとりの進路を応援しています。

幼少の頃からレッスンを受けていないと入れませんか?

これは音楽科を持つ学校の基準によりますが、レッスンを一度も受けていなくても受験は可能です。

ただ、入試では楽器を演奏する実技試験がある場合が多いので、学校が独自で開催しているレッスンを受ける機会を利用し、一度入試相談を含め志望校の先生からアドバイスを受けることをおすすめします。

レッスンを受ける曲は何を用意すれば良いですか?

部活動で楽器を演奏している場合は、いま練習している曲や基礎練習の楽譜で構いません。

もし、何もなければこちらで楽譜を用意したり、その場で音を出してもらいそこからレッスンプランを組み立てることも可能です。

まずは、ぜひ一度訪ねてきてください。

とはいっても、小さい頃から音楽教育を受けている人が多いですか?

楽器によってはその傾向はあるかもしれません。

ただ、多くは中学校の部活動などで楽器と出会い、高校ではより音楽を深く学びたいと思い音楽科を受験する生徒が多い印象です。

取手聖徳女子高校の場合、音楽関係の授業はグレードごとに分かれて実施されるので、自分に合ったレベルの授業を受けることができます。

コントラバスを弾いていますが、レッスンを受けたことがありません

ぜひ、一度レッスンシリーズへ来てみてください。

まずは音を出してみて、もし受験をするならこんな形で準備していくと良いという過程をアドバイスしています

取手聖徳女子高校のレッスンシリーズであれば、楽器と弓はこちらで貸し出しています。

音楽科を考えてるけど、どの楽器で受けようか迷ってる

ぜひ、一度コントラバスを体験してみてください。

これはコントラバスのあるあるネタですが、指揮者にはコントラバスを専攻していた人が多いのです。

それはなぜか?

これは「音大へ行きたい」といったところ「今から音大なんて間に合わないからコントラバスで受けなさい」と、幼少期から習い始める人がいるピアノやヴァイオリン、また他の楽器と比べてスタートが遅い(多くの人が中学や高校ではじめる)コントラバスでの受験を勧められていたというエピソードがあります。

半分、笑い話ですね。

コントラバスって楽器をはじめた理由が面白いんですよね。

  • 背が高いから
  • 楽器決めで落ちてしまって
  • 途中入部で余ってるから
  • 音大行きたいけど今からじゃ間に合わないから
  • どうせ辞めると思うし自分で買えない楽器をやりなさい(これは僕です)

でも、いざ弾いてみると、とってもおもしろ世界が待ってます。

楽譜が読めなくてもOK、過去に楽譜がほとんど読めず耳コピで弾いていた生徒がいましたが、レッスンを受ける中で楽譜を読むコツを取り入れていったら、しっかりと読めるようになりました。

入学したら楽器や弓は購入すべきですか?

楽器と弓は学校備品を使用できるので、購入の必要はありません。

傾向として在学中に楽器や弓が欲しくなり購入する傾向にはあります。

こちらから強く勧めることはありません

希望があれば、こちらで信頼できる楽器店を紹介しています。

コントラバスであれば弓は10万円前後、楽器は50万円前後のものを選ぶことが多いです。

高い値段のものが良い楽器とは限らないので、予算に合わせて一緒に楽器や弓を探したり、試し弾きしたりしながら選んでいきます。

おわりに

今回は、高校音楽科にまつわる質問や実際に相談を受けたことをまとめてみました。

学校選びって生の雰囲気を感じることが大切なので、まずは勇気を持って学校へ足を運んでみてください。

お待ちしています!

取手聖徳女子高校の音楽科をチェック!

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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