活動記録

ご来場ありがとうございました!初心者と子どものためのオーケストラpìccolo第4回定期演奏会。

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

コントラバスを弾いたり、教えたり、部活動からアマチュアオーケストラ・吹奏楽団の指揮や指導をしたり、SNSでは日常から好きなこと、フリーランスの音楽家のキャリア形成の話などいろいろなことを発信したりしています。

今日は活動日記です。

音楽監督を務める初心者と子どものためのオーケストラpìccoloの定期演奏会が終了しました。

ご来場いただいた皆さまありがとうございました。

初心者と子どものためのオーケストラpìccoloは、いつかやろうを"今"やろう!というコンセプトの元、神奈川県横浜市緑区の街で活動しています。

練習は毎月2回、日曜日の午前中で合奏練習のほか、トレーナーの先生方によるパート練習やみんなで基礎練習に取り組む基礎合奏など、練習にさまざまな工夫を取り入れています。

また、楽器を持ったその日から参加できるオーケストラですので、いつかアマチュアオーケストラで弾いてみたい!って心の中で思っている人も大歓迎です。

現在の募集状況で、ご案内の難しい楽器がある場合、また楽器の特性上(サイズの問題)、未経験のお子さまの体験やご案内が難しい楽器もありますのでご希望に添えない場合もございます。あらかじめご了承ください。

そんなオーケストラpìccoloの演奏会の様子を振り返ってみたいと思います!

演奏会の司会進行はキッズたち!有志で集まったメンバーが登場します

オーケストラpìccoloの定期演奏会は指揮者である僕がマイクを持ち、曲の紹介や演奏会の進行をする形をとっていましたが、昨年からはpìccoloの活動に参加している子どもたちに司会をお願いすることにしました。

オーケストラにいろんな形で参加できる機会を作りたいと思ったことにはじまり、昨年はチャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」のお話をリレー形式で読んでもらいました。

今回はプログラム前半の司会は「やりたい!」と希望してくれたキッズメンバーに託します。

小学生や幼稚園のキッズたちが曲目の紹介をして演奏に移る、pìccoloならではの進行でコンサートが進みます。

僕は司会原稿を書いてマイクを持ったりサポートに回るだけ。

司会原稿も、読む長さの調整と漢字を多用しない(基本的にひらがな)以外は、さりげなくホールニューワールドの歌詞を引用してみたりといつもの感じ"子どもだから"というフィルターを外して書いています。

台本はpìccoloのキャラクターをペタッと貼って完全。オーケストラpìccoloは子どもたちがさまざまな形で演奏会に参加できるスタイルをこれからも考えていきたいです。

オーケストラの演奏以外に、有志のアンサンブルチームも演奏を披露

オーケストラのステージの間、そして演奏会の開演前にはロビーで有志メンバーによる演奏が披露されました。

ホールでは管楽器トレーナーの八重樫春奈先生の指揮で管楽アンサンブル。

ロビーでも弦楽器や管楽器のメンバーが演奏を届けていきました。

弦楽器は公開リハーサルを実施!

今回、予定していた会場が使用できなくなってしまい会場を変更しての開催となったことから当初予定していた時間どりに進むのが難しいようなこともありました。

が、ならば開場してお客さんが入場した中でリハーサルをやりオーケストラpìccoloの活動を知ってもらう機会にしよう!と公開リハーサルに踏み切りました。

と、これは音楽監督である僕の判断なのですが、突然の決定、そしてアクションに柔軟に対応してくれたメンバー、それに対する心配などフォローしてくれた先生方には本当に感謝です。

ということで、弦楽器メンバーは開場してからホールでリハーサルをして、僕はマイクを持ってリハーサルの様子、pìccoloの活動などを客席で開演を待つお客さんに紹介していきました。

クラシックの名曲からディズニー、ジブリと盛りだくさん

演奏会のプログラムはクラシック音楽の名曲から、ディズニー、ジブリと幅広い世代に知られている音楽を中心に組み、有志メンバーのアンサンブル、キッズメンバーの司会進行、そして子どもたちの演奏への参加とオーケストラpìccoloならではの演奏会にしたいと、サブタイトルはpìccoloフェスティバルと名付けました。

このpìccolo☆フェスティバルという名前は、pìccoloが誕生した頃から付けられている演奏会の名前でもあるのですが、今回はオーケストラに関わりはじめて3年、そして音楽監督となって2年の中で、基礎合奏の導入、ミュージックエイト社から出版されているフレックスシリーズの活用、他にもトレーナーの先生方のアイディアなどいろいろな新しい取り組みをしてきた3年間の一つの形としての演奏会として、そして演奏会を通してお祭りの屋台がたくさん並ぶみたいにいろんなジャンルの音楽を楽しめる時間という想いが込められています。

pìccolo☆フェスティバルという名前、これからも大切にしていきたいなと思います。

おわりに

改めて、初心者と子どものためのオーケストラpìccolo第4回定期演奏会へのご来場ありがとうございました。

演奏会の様子の動画を少しだけお届け。

5つに分かれたパートを様々な楽器で演奏できるという画期的なフレックスシリーズの楽譜を使ってホール・ニュー・ワールドを演奏しました。

演奏会後の打ち上げも、親戚のお家に集まったような雰囲気となり、pìccoloの心地よさそして暖かさを感じました。

来期も充実した活動になりますように。

まずは定期演奏会に関わってくださった全ての方に感謝いたします!

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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