コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。
コントラバスを弾いたり、教えたり、部活動からアマチュアオーケストラ・吹奏楽団の指揮や指導をしたり、SNSでは日常から好きなこと、フリーランスの音楽家のキャリア形成の話などいろいろなことを発信したりしています。
この時期は音楽高校、音楽学部のある大学を目指している生徒のレッスンをするほか、生徒から受験の相談を受けたりすることが増えてきます。
そんな中でよく聞くのが

というようなことなのですが、個人的にこれに関してはおすすめな方法があるので書いてみようと思います。
緊張しない方法というか、おすすめの面接練習方法です。
神社へ行こう
さて、皆さん神社って最後にいつ行きましたか?
今は1月なので、初詣に行った人も多いんじゃないかと思います。
あとは近所のお祭りだったり、受験生なら合格祈願とか僕らは年に何度か何かしらのタイミングで神社に出向くことがあると思います。
そのとき、神社で何をしますか?
きっと、手を合わせてお祈りをすると思うんですね。
「◯◯なりますように」みたいな感じですね。
お参りに来たらお賽銭なんかを入れたり鈴を鳴らしたりと、いわゆる参拝の作法なんかもありますが、このときの時間を使って、あることをするんです。
神社で面接
あること、というのは神社で面接をするということ。
手を合わせて神様にお祈りをするのではなく、面接練習をします。
小学校の頃にあった1分間スピーチみたいなもので、手を合わせたらお願い事をせずに志望動機を喋る時間にしてみてださい。
手を合わせている時間内で自分の伝えたいことをまとめるというのがとても良い練習になります。
口には出さなくて良いので、心の中で喋ります。
やってみると、意外と言葉が出てこなかったり無言になってしまうような時間が生まれるのですが、これを続けていると頭の中が志望動機や学生生活で頑張ったこと、自分の長所や短所など自分の中で決めたお題が整理されてきて喋れるようになります。
僕は受験の相談を受ける生徒に不意打ちで「で、志望動機は?」と聞いてパッと答えられず無言の時間が生まれてしまう生徒にこの神社で面接という方法をすすめています。
これは元々、神社でプレゼンという過去に自分がやっていた思考を整理する方法がベースになるアイディアなのですが、これはフリーランスで仕事をする人にもおすすめしています。
家の近所にある神社に出向いて1日5分の面接練習。
これは神様へのお願い事でもなく、スピリチュアルな話でもなく、神社で手を合わせてお祈りをするという時間の中で自分が伝えたいことを喋れるようにする練習、いわば訓練です。
頭の中で、志望動機や学生時代に頑張ったことをいつでも言えるようにしてしまえば、面接官との受け答えが日常会話のようになってくるので自信にも繋がります。
神社で面接、一度やってみてください。
フリーランスは神社でプレゼン
受験生向けに書いたのが神社で面接でしたが、フリーランスであれば神社でプレゼンです。
プレゼンというのは、プレゼンテーションの略で自身の思い描いてビジョンや考え、企画や提案などを説明することで、僕らで言えば初対面の人に「いつもは何をされているのんですか?」という質問に対する返答を鍛える練習です。
今描いてるビジョン、戦略、頭の中のマップを言葉にして喋る習慣をつけておくと、自分が何者かをしっかりと言葉で伝えられるようになってくるのでこれは本気でおすすめです。
演奏会でMCをやるときなんかも、神社で手を合わせて「次の曲は〜」といった感じで練習するのですが、神社で手を合わせた先はお祈りだけでなく、面接練習、プレゼン、司会の練習などいろんなことができると思います。
気になった方は、ぜひ試してみてください。