コントラバス奏者、指導者の井口信之輔です。
クラシック音楽の世界でコントラバスを弾いたり、中学高校の吹奏楽部をはじめとした音楽系部活動でコントラバスを教えたり、取手聖徳女子高等学校音楽科にてコントラバスの講師をしています。
さて、昨日『note』というプラットフィームにて久しぶりに有料の記事を販売しました。
『note』は、つくる、つながる、とどける。をテーマにクリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームで、僕は優しいインターネットと表現しています。
何を書いたかというと、音楽の世界、またSNS界隈では定期的に話題に上がり議論が繰り返される音楽家とお金の話。
フリーランスで活動する音楽家のギャラ交渉(出演料・レッスン謝礼)と金額設定のはなし。実体験に基づく数字を交えて本音を語る。と言うタイトルで僕が思う本音を綴ってきました。
お金の話がタブー視されがちな現代の日本では、かなり踏み込んだところまで書いているので、その部分を有料として販売する形を取りました。
踏み込んだと言うけれど、クローズドな部分で誰かを名指ししているわけでもなく、誰かを批判しているわけでもなく、具体的な金額を交えながら実体験に基づいた自分が過去に行動してきたものを書いてきたと言うところです。
僕が大切にしているのはクローズドなところであっても自ら誰かを傷つけるようなことは書かないと言うこと。だけれども、本音を書くと言うことは決してキレイごとだけでは嘘になるし、耳障りの良くない話もあったりするので、読んだ感想はきっと人それぞれ。
今後も、有料noteというのもを活用していきたいと思います。
現役プレイヤーだからこそできるキャリア支援
昨日、noteを書きながら思ったことがあって、それはリアリティ溢れる体験談を伝えることは、現役のプレイヤーならではのキャリア支援になるということ。
実際、僕は20代のフリーランスの音楽家や音大生から将来のこと、キャリアのことを相談されることが多いです。
先日もアベマの番組で音大卒業後の進路のことがニュースに取り上げて話題になったり、ここ数年でも音楽家のキャリア支援、フリーランスの音楽家が音楽の世界で成功するためになんて発信、サービス、そして音楽家向けのキャリアコンサルティングなどさまざまキャリア支援の形が生まれてきたように思います。
そんな中で、自分は何ができるかな?
と考えたら、上にも書いたように実体験を基づいた話を興味ある人に届ける。
そして、仕事をして金を稼いで生活をしている姿を見せること。
ネガティブな言葉が並ぶようなことが多い業界ですが、しっかり稼ぐ姿を見せていくのが、いま音楽で生計を立てているフリーランスの音楽家が次の世代に見せていく姿なのかと思います。
さまざまな温度の言葉を乗せて、誰かの背中を押すきっかけになれば嬉しい
テキストに、文章に温度がある言葉は魅力的だなと思います。
あたたかな温度を感じる言葉を綴れる人になりたいと思う。
だけれども、実体験を綴るとなると暖かさ、冷たさ、そして無機質な文章が生まれるのかもしれないけど、そんな文章もリアリティがあって面白いのかなと思います。
本音を書いたら2万文字を超えていました。
とても長いですが、誰かの背中を押すようなきっかけになれば嬉しいです。
この業界の未来が明るいものでありますように。