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仕事をお願いしやすい音楽家の特徴

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

コントラバスを弾いたり教えたり、吹奏楽部やアマチュアオーケストラの指揮・指導をしたり、高校音楽科でコントラバスの講師をしたりしています。

さて、今日から年末にかけて毎日ブログを更新してみようと思います。そんなこと言っちゃって、大丈夫なの?と自分で思っているのですが頑張ってみようと思います。

これから2023年を振り返ったり、noteでフリーランス音楽家サバイバル論というマガジンを計画しているので、そういった投稿が増えていくと思います。

あと、ちょっと準備が遅れていますが明日のためのレッスンノートも水面下で進んでいます。こちらはもう少しお待ちください。

ということで、今日は仕事をお願いしやすい音楽家の特徴ということで記事を書いていこうと思います。

仕事をお願いしやすい音楽家の特徴

音楽をやっていると、一度はこんなことを聞かれたことがあると思います。

「誰かいない?」

演奏会のエキストラだったり、奏者を探している人がいたり、部活動のレッスンだったり、年間を通して契約するアマチュア楽団のトレーナーだったりと、音楽の仕事って人と人との繋がりの先に生まれるものですよね。

何か組織に入る場合には入団試験や面接、オーケストラなんかは試用期間がありますが、基本的に対個人の仕事においては紹介や口コミ、あるいは自身の売り込みや営業がほとんどです。

なので、仕事をお願いしやすい人かどうかってところが今後のキャリア形成に大きく影響します。

じゃあ、仕事をお願いしやすい人ってどんな人?ってところを紐解いていこうと思います。

仕事をお願いしやすいのは◯◯な人

音楽家の仕事は基本的に紹介や口コミ、あるいは自身の売り込みや営業がほとんどです。

その中の紹介や口コミという部分にスポットを当てて考えてみると、仕事をお願いしやすいのは自分の強みを明確にしている人です。

ここで一つ誤解されやすいのですが、仕事をお願いしやすいのは楽器が上手い人ではないんですね。

と言うと語弊がありますが、プロフェッショナルの世界なので楽器が上手いのは当たり前でドレスコードなんです。上手いの基準を決めるのは難しいですが、大学で4年間あるいは卒業までの期間、音楽を専門的に学び卒業試験で弾くような曲を弾けるようになれば世間一般的にはその道の専門家です。

さらにそこから練習を重ね、腕を磨いていくというのは音楽家側の視点なので一度置いておきます。

そうなると、みんな上手い中で何か目に留まるものがあった方が良いですよね。

有料noteではこの辺りを踏み込んで書いているので、興味のある方はフリーランスで活動する音楽家のギャラ交渉(出演料・レッスン謝礼)と金額設定のはなし。実体験に基づく数字を交えて本音を語る。という記事を読んでいただけたらと思いますが、自分の強みを明確にできているか?分かれ目となります。

併せて、どんなことを提供できるのかを伝えられるとより頼みやすくなります。

僕であれば

自分の強み

弦楽器奏者の視点から見た吹奏楽指導が得意です!

どんなことを提供できるか?

目には見えない息の使い方を弦楽器の弓の使い方に例えたり、演奏家としてコントラバス奏者の席からオーケストラを見渡した中で感じたことを合奏指導を通して伝えることができます。

という感じ。

今のは指導者として、プレイヤーとしては

自分の強み

芸術鑑賞会や子どもたちに向けたコンサートで弾くことが多く、自身も大好きです。

どんなことを提供できるか?

コントラバスを回したり、持ち上げたりしてみんなを驚かせたり、ときには楽器に直接触ってもらって弦楽器の振動を感じてもらったり、演奏以外のパフォーマンスにも力を入れています。アドリブはできませんが、コントラバスの楽譜でなくてもコード譜があれば簡単な伴奏はつけられます。

とか、この辺りを考えて、自分の強みを明確にしておくのが大切です。

自分の強みの見つけ方3選

最後に自分の強みの見つけ方を書いてみようと思います。

ここはシンプルに考えていくのが大切で以下の3点。

  • 好きなこと、夢中になってやれること
  • そこまで頑張らなくてもできちゃうこと
  • 他人から褒められること

自分の強みはこの辺り方見つけてみると良いと思います。

あとは、素直になることですね。

謙虚な気持ちは大切ですが、謙虚になりすぎて必要以上に自分を下げてしまっていると強みもわからなくなってしまうので、自分の良いところを素直に受け止めるというところが大切かと思います。

おわりに

ということで、仕事をお願いしやすい音楽家の特徴をテーマに書いてきました。

最後に、自分の強みを明確にしている人に仕事が集まりやすい理由として記憶に残る、思い出してもらえるからというところにたどり着きます。

その人の脳内検索に引っかかりやすいですよね。

頑張っていても、いつか誰かが見てくれるというのは運任せでもあるので、自分から何ができるのかを提供していく努力も大切だと思いますし、まずはこの辺りを押さえておくと良いんじゃないかなと思います。

フリーランス音楽家サバイバル論、これからも記事を投稿していくのでぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

それでは、次回の記事でお会いしましょう。

ありがとうございました。

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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