日記

初心者を置いていかない。合奏指導で新しい練習方法を取り入れるとき心がけたいこと。

今、指揮者を勤めているアマチュアオーケストラで基礎合奏を取り入れようと準備をしています。

オーケストラの世界ではあまり馴染みがないかもしれませんが、吹奏楽の世界で、特に中学高校の吹奏楽部では楽曲の練習に入る前にバンド全体で基礎練習をする習慣があります。

どんな練習をするかというと

  • スケール
  • ハーモニー練習
  • リズム練習

など、アンサンブルを組み立てる上で必要になってくる基礎的な部分。

基礎合奏は指導する側のやり方次第でとっても良い時間になるので、アマチュアオーケストラの練習にも取り入れたいと思っていました。

特にアマチュアオーケストラの弦楽器セクションを指導していると楽器を弾く技術以外の部分(音程・音形・音色を聴くこと)の能力を育てていくことで、より良いアンサンブルができると感じています。

新しい試み!基礎合奏をやってみる

と、いうことで指揮者を務めるアマチュアオーケストラで基礎合奏の時間を設けるべく楽譜の調達に走り、必要なパートは全て揃いました。

使用する教材はトレジャリー・オブ・スケールという本。

日本では吹奏楽のために書かれた教則本として知られていますが、実は弦楽器パートも存在しオーケストラでも活用できるようになっています。

アマチュアオーケストラで基礎合奏を取り入れている楽団自体、ほとんど聞いたことないので僕自身もどうなるかとっても楽しみです。

初心者を置いていかない練習

こうして新しい試み、練習方法を試すときは初心者のメンバーを置いていかないということを心がけています。

新しいアイディア、練習方法を取り入れて、ついていけなかったら面白くないですよね。

でも、経験者のメンバーを飽きさせるようなこともしたくない。

なので、経験者のメンバーでも充実した時間になるようなメニューを組み立てつつ、初心者のフォローを徹底するということで、基礎合奏の中で取り入れるリズムバリエーションを一工夫してみます。

まず、紙芝居をヒントにリズムバリエーションを大きな画用紙に書いてみました。

東急ハンズで一番大きな画用紙とクレヨンを買い、譜面台に画用紙を起きリズムをレクチャー。

口頭で伝えるだけでなく、目で見て「なるほど、こういうリズムなんだな」と理解した上で演奏に参加する。

ここにボウイングの話や弦楽器の弓の使い方といった弦楽器奏者の視点から見た話を交えながら基礎合奏を指導していくイメージです。

面白いと思った練習をどんどん取り入れてオーケストラを育てたい

アマチュアオーケストラの練習に基礎合奏を取り入れるというのは今年のチャレンジの一つです。

オーケストラの音楽的、そして技術的な基礎能力を向上させて、もっといい音でいろんな音楽に触れ、練習にくるのがもっと楽しみになるオーケストラにしたい。

そんな思いで準備を進めています。

まだ音を出す前なので色々と不安もありますが、どんな音がして、練習を続けていく先でどんな変化があるのかとても楽しみです。

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イグチシンノスケ

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。板橋区演奏家協会理事。ルロット・オーケストラ、ブラスエクシードトウキョウメンバー。

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