日記

楽器の練習は仮説と検証の繰り返し。

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

コントラバスを弾いたり教えたり、高校の音楽科で講師をする傍ら、東京音楽大学で指揮研修生として指揮を学んだりしています。

ブログは書きたいと思ったときに更新したり、ちょっと思ったことがあると、記憶が上書き保存される前にブログに残してみたりしています。

今日は、コントラバスを教えてる中での会話で、とても学びがあったので書き留めておこうと思います。誰かと話すって色んな気づきがあるので良いですよね。

楽器の練習は仮説と検証の繰り返し

僕はコントラバスを教える中で、会話をけっこう大切にしています。

たまに話が盛り上がってしばらくお喋りしているときもありますが、この会話って実はとっても大切で音楽や楽器を学ぶ上でのヒントが隠されてたりするんですよね。

僕自身、先生と話す中にたくさんのヒントや気づきがありました。

本人はそんなこと思っていないかもしれませんが、経験の少ない僕にとっては「なるほど!」がギュッと詰まったりしていた先生との会話でした。

そんなことを思い出しながら、生徒との会話の中で改めて「そうだよね」って思うようなことがあったので、記憶が新鮮なうちに書いていきたいと思います。

思い込みで止めるな

レッスンで、楽器の構えや身体の使い方の話をしていたとき、ふと口から出た「こうだと変ですよね」という言葉と、その言葉に対して「やってみよう!」という返答。

何気ないレッスンの時間の会話ですが、その後に「けっこう良い感じじゃない?」という言葉を投げかけました。

トライしてみる前は、これはおかしい変だと思うと考えていたことがやってみたら思いのほか良い感じだったという流れ。

もし、教える側の僕が「うん、変だと思う」とか「やめた方がいいかもね」と言ってしまっていたら、この変化はなかったことになりますよね。

仮説を立てて検証してみよう

何気ない会話の中で目の前の人の可能性を閉ざしてしまうとこだったと考えると、ちょっとゾッとしますが、改めて思い込みだけで変とかおかしい、違うって判断してしまうのは危険だなと思いました。

とにかく、楽器の練習って仮説と検証の繰り返しだと思うんですね。

これは他のことにも共通していると思うのですが、まずは仮説を立ててトライしてみて、どうだったかを検証する。

これで上手くいかなかったり失敗したら、それだけ失敗のデータが溜まっていくので長期的な視点で見たら結果的に成功確率(上手くなる確率)もグッと上がると思うんです。

この失敗のデータは財産となって、いつか誰かを教えるときにも役に立ちます。

ああでもない、こうでもないと一見無駄に見えるようなことって実はとっても大切だったりするから、まず頭に浮かんだ仮説を試して自分で検証する。

練習がそんな時間になったら良いよねって話をしながら、教える側にいた僕も一つ学ばせてもらった出来事でした。

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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