コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。
オーケストラや吹奏楽、室内楽でコントラバスを弾いたり、吹奏楽部やアマチュアオーケストラ、吹奏楽団のパート指導・合奏指導をしたり、指揮者を務めています。
この日記は、コロナ禍に生まれた何もない時間を利用して東京音楽大学の指揮研修講座で指揮を学ぶ僕が、指揮研修生として勉強を重ねていく過程を発信していく日記です。
なぜ、指揮を学びに行っているのかを書いた記事はこちら
今、考えている夏までの勉強過程
指揮研修生としての勉強がはじまり、毎週木指に東京音大に通っています。
前にも書いたかもしれませんが、毎週レッスンというのは洗足の学生だった頃以来、しかも今は仕事をしながらなのであっという間に一週間が過ぎていきます。
指揮研修生は、春期・秋期に分かれており、今の計画としては春期のみの予定ですが、既に秋期も通いたい気持ちが高まっています。
生活をしていく上での仕事をしっかしした上で、大学で学ぶ時間と予算を作るって僕にはまだまだ大変たところがありますが、今年度はコロナ禍2年の経験から軸足をしっかりと固めるという部分を再設計し直しているので、しっかり考えていきたいと思います。
夏までに学びたいこと
ざっくりですが、夏までに勉強したいこととして
- いろんな振り方
- ワルツ
- 吹奏楽作品
というものをイメージしています。
特に、僕はテンポの変わり目やrit.フェルマータの取り方、小節線を挟んで大きくテンポが変わるような部分の振り方が苦手なのでそういった部分を勉強したい。
なので、まずはヨハン・シュトラウスのオペッレッタ「こうもり」の序曲を見ていただきました。
そして、演奏活動の中で取り組むことが多いワルツの振り方を学びたい。
以前に吹奏楽コンクールの課題曲にワルツで書かれた作品が上がったとき、サロンオーケストラでワルツを多く弾いてきた経験が生きたとがあり、これはワルツを振れるようになることでコントラバスの演奏にも繋がることがあるのではないかと思ったところ。
そして、最後は吹奏楽の作品を一曲勉強して春期を終えたいと考えていますがどうなるかはわかりません。
筆を買ってみた
レッスンは、「こうもり」序曲が終わり次回からワルトトイフェルの「スケーターズワルツ」
この曲は子供の頃にピアノを習っている人は触れたことがあるという方も多いのではないでしょうか、僕もその一人です。
あまり、それ以降は馴染みのない曲でしたが、大人になってオーケストラで演奏されたものを弾いたとき、心に残るものがあり大好きな曲になりました。
またサロンオーケストラでも演奏する機会が多いので自分がコントラバス奏者として演奏している曲を指揮者の視点から勉強したいと思っています。
筆、大作戦
レッスンを聴講していた際、先生がとある曲の中の場面の振り方の話で筆を使って色を塗るということを話されていたのがピンときて筆を買ってきました。
こうやって思いついたものを試していくのも楽しいですね。
知らないことだらけだからこそ、思いついたものを片っ端からやっていく。
コントラバスを弾くとき、腕の重さのイメージが掴めず、筋トレ用の重りを腕に巻いてみたり、腕時計を弓の掛けて弾いてみたり、いろんなことを試した学生時代の頃を思い出します。
吹奏楽指導のシーズンが楽しみ
今年ももう少しで吹奏楽コンクールに向けたレッスンがはじまりますが、例年と少し違うことがあります。それは、今こうして指揮を学びに行っていることで、教わったことを吹奏楽指導の現場でアウトプットをしていきたいと思います。
自分はまだまだなんて思わず、今できるアウトプットはガンガンやる。
学びも知識も自分の頭の中で留めておかず、どんどん回すというサイクルを繰り返すことで、もっともっと成長できるのではないかと思います。